昭和の三種の神器

テレビ、冷蔵庫、洗濯機が当てはまります。庶民の生活において、革命的に変えていったものです。
テレビは、それ以前はラジオでした。ラジオとテレビでは情報量が格段に違います。家に帰るとテレビをつける習慣がありました。ラジオ時代とは習慣が変わりました。

冷蔵庫は昭和40年半ばには性能が悪く真夏にアイスクリームを保存することができませんでした。昭和50年代に出てきた冷蔵庫はアイスクリームはもちろん何でも保存できるようになりました。冷蔵庫の性能が良くなると、以前の買い物では、朝買い物をして、昼買い物をして、夜買い物をする。という生活をしていましたが、一日に一回買い物をすれば良くなりました。

洗濯機は昭和30年代は手洗いをしていましたが、昭和40年代に入り普及した為、手洗いから解放されました。平均的な家庭の洗濯物の量は年間象6頭分と言われていました。洗濯機によって生活が一変しました。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機の性能が良くなるのは、昭和40年代後半だったように記憶しています。その頃から現代のような生活に変化していきました。

テレビは物心ついた時分からありましたので、ラジオをとの対比が出来ませんが、家に帰ってくるとテレビをつけるのが習慣化されていました。目的をもって見るのではなくただ漠然とテレビをつけていました。

冷蔵庫の普及は買い物に革命を起こしました。何度も同じことを書くようになりますが、以前は朝昼晩三度買い物に行っていたのに、1日に一回買い物すれば良くなりました。労力が軽減されました。それに連動するように、個人商店が衰退しスーパーマーケットが台頭してきました。今では個人商店が全くなくなり、スーパーマーケットとコンビニだけになりました。

時代の変化とも言うべきでしょうか。特に冷蔵庫や洗濯機は時間を庶民にプレゼントした形になりました。その余った時間をどう使えばいいかが課題になりました。自由な時間がある事自体恩恵です。会社では時間を得るのに休暇を申請します。自営業にはありませんが、どちらにしても至福の時に違いがありません。

ある人が現代は過去問題だったところは改善されている。また、現代問題となっていることは未来解決されるだろう。と言っている人がいました。が、過去については現代問題が解決されていることはわかります。しかし、現代の問題が未来解決される保証はありません。現代に生きる者の使命ではありませんが、問題の解決に尽力して行くことが要求されているように感じます。

 

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