本末転倒の意味
この歳になるまで(6⚪︎歳)全く気にもとめませんでした。
いわゆる諺や格言の類に感じておりました。
意味としては、本来すべきことをせず、やるべきではないことを先にする。と捉えていました。
本当の意味は全く違う物でした。
YouTubeを見ていたら、本学と末学があり、本学とは人間学で徳を養う学問で、末学とは知識・技能などの方法を説く学問だそうです。本学と末学を先に末学から学ぶことが本末転倒の本当の意味だそうです。私はそのことに衝撃を受けました。なぜなら、学校教育で教わって来なかったからです。
学校で教わっていることが一番正しい。と考えていましたが、だんだんそうではないことに気がついてきました。今の教育は正直わかりませんが、少なくとも私が教育を受けた時には(今から50年ほど前くらい)教えていませんでした。
では、本学とは何か、四書五経を学ぶこと、所謂徳を学び徳を磨くこと。
正直古いと感じました。また、封建的なイメージがあり敷居が高いように感じました。
末学の方は、知識や技能を学ぶ学問です。所謂学校教育で学ぶ国語算数理科社会のこと。
日本は先の大戦で負けて以来、アメリカの占領下にありました。その時の教育をそのまま受け継いているのが現代の教育のようです。その教育では方法論しか教えず、片手落ちになっているのが現状のようです。
失われた30年と言われますが、戦後の教育を受けた人間が社会の主力となった時から始まっています。教育のあり方を見直す時が来ているように感じます。
私も論語を勉強していますが、漢文には慣れていないため、難航しています。
また、どのように勉強していいのかわかりません。
ただわかっていることは、このままではいけないことです。何とかして現状を変えて行かなければなりません。論語を学ぶことは徳を学ぶことだそうです。人の道を学ぶことと理解しました。
最初は慣れ親しむことから始めて、徐々に深みへと入っていくことが良い方法と感じました。中国の故事に「隗より始めよ」とあります。他の言い方をすれば、「千里の道も一歩から」なのかもしれません。
今までにないことをしているわけですが、非常に楽しく感じています。本学に触れつつしだいにその本質を知ることが出来れば本当に素晴らしいことです。方法論の教育では解決のできないことでも事物も本質を知る事がで、解決に至ることができるかもしれません。正直今までの自分は何をしていたのだろうか。全くもって、本末転倒していたとしか言いようがありませんでした。
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