鈍感力について

童子教の中に、「鈍き者又過ち無し、春の鳥の林に遊ぶが如し。」
鈍感に生きたい方が良い。
と言う下りがある。

全く現在の学校教育では教えないことを教えている。
敏感に反応することが良いことと感じていました。

そう言えば、昔職場の上司で「鈍感力」と言う本を読んだ方がいい。
といわれたことがありました。
鈍感のどこがいいんだ。と言う気持ちが先行して、
全く通り過ぎてしまいました。

急いで行動して失敗した話はよくありますが、
その逆の話は聞いたことがありません。
刺激に反応するな。と言うことでしょうか。

あくまでも本来の目的を達成することに注力すること。
自分の願いを成就すること。

ちょっと待てよ。と言う話は前にも書いたことがあります。
その話に繋がって来るように感じます。
何か事象が起きた際に、
一呼吸置いてから、(刺激に反応するしないで)
対応すること。

刺激に反応して失敗したことは何度もあります。
失敗した時は、反省するが、
また忘れて同じ失敗の繰り返し。
全く進歩がない。

鈍感力とは、反応を遅らすこと。
一呼吸置くこと。
しかし、なかなか出来ない。

話をしていて誘導されて言ってしまった。
ことがありました。
売り言葉に買い言葉。もそうです。
まさに刺激に反応する際たるものです。

刺激に反応しない例の方が少ないくらいです。
このことは学校教育で教えた方が良いと感じます。

理性と本能があり、
刺激に反応するのは本能、
目的や願いの行動を取ろうとするのが理性。
理性は反応するまで一呼吸ほど時間がかかる。

話を目的や願いから考えると、
それを達成するためには明確な意志が必要となる。
そうすれば、刺激に反応することなく。
生きていける。

話の内容を整理すると、
常に、目的や願いを確認し
一呼吸置いて、刺激に反応することなく、
目的願いの方向に行動する。

一呼吸置く訓練を毎日すること。
人生が変わるように感じる。
また、どのような場面で刺激に反応してしまうのか。
反省すると、刺激に対する対策になります。

直せるようで直せないのが、
自分の思い込みによる常識。
また、そのやり方が正しいと頑固になっていること。
このように考えてみると、
一度、自分自身の行動を逐一振りかえる必要があるように感じました。

鈍感力とは、刺激に反応しないこと。
一呼吸置いて、
目的願いを確認し、
注意深く行動する。

文章に書くと簡単かもしれませんが、
実行するとなると、
なかなかむずかしい。

要は第三の目を持って行動をすることなのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました