体力オバケの後輩と

以前の職場に、筋肉バカ、体力オバケの後輩がいました。
その後輩に聞きました。
「疲れたらどうするんだ。」と
「休みます。」と答えた。

その話を聞き安心しました。
疲れてもなお頑張ります。とか
疲れなんかへっちゃらです。とか言われるかと思っていました。

この歳になると(6⚪︎歳)
若く体力のある人を見ると、
すごいと声にもらしてしまうほどです。
若い時は、そこまでの体力がないにしても、
そこそこ体力があったように感じます。

上を見ても、キリがありません。
下を見ても、同じことです。
分相応の体力があれば良いのです。

若いときと今の自分を比べると一番違うのが、
経験です。経験することによって知恵が備わってきました。

経験には良い経験ばかりありません。
自分にとっては、消しゴムで消したいような経験もあります。
経験しないと知恵が身につかないのであれば、
行動することが大事になってきます。

私も二十代、三十代の頃は、体力にものをいわせて、
仕事をしてきましたが、三十代後半になると、
体力がなくなり、やり方を変えなければなりませんでした。

そこで、今までの行動を見直し、技巧派に転向することにしました。
結論を先に言うと、成功しました。

その仕事に対する勉強が、
技巧派への転向に一役かったようです。

こう考えてみると、
何歳になっても、勉強することは必要なことだと感じます。
なぜ必要か、と言うと打開策、解決策を見出すことができるからです。

勉強することの利点は、
わからなかったことがわかるようになること。
わかると自ずから解決に導いてくれるものです。

しかしながら、苦手なことは、
餅屋は餅屋ですので、
得意な人に嫌なことは任せましょう。
世の中には自分が不得意でも得意な人がいます。
敢えて自分でやる必要はありません。

人に頼めるようになると、
仕事の幅が広がります。
自身でやることは、得意なことに磨きをかけることです。
得意なことは伸び代が少なく感じますが、
得意を極めることが、苦手克服の鍵になるようです。

解決策や打開策は、
観察力によって道が開かれるように感じます。
原因の追求、
構造の機能性能を熟知、
改善点の発見、
実際に行動する。

後輩との話から思わぬ方向に話が進みました。
その後輩はその能力を買われ、
他の職場へ転勤になりました。

仕事では、時として難題ぶつかることがあります。
帯に短し襷に長し、ではありませんが、
丁度いい素材がいつもいつもあるわけではありません。
その都度立ち止まり、試行錯誤して問題解決にあたります。

私の話にお付き合いいただきありがとうございます。

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